わたしは、会社員をしながら、オンライン事務代行の副業をしていました。
副業初心者が一番最初にやることは、自分のサービスを決めて、モニターに販売してみることです。
家族や友人など、身近な人にお客様になってもらい、自分が店主となって実際にサービスを提供するイメージです。
この記事では、モニター販売を経験した方向けに、プラットフォームを活用して見知らぬ人へのサービス提供を行う方法をご紹介します。
ファーストキャッシュの意味を知っていますか?
あなたは、「ファーストキャッシュ」という言葉を聞いたことがありますか?
個人でビジネスを開始して、一番最初に生まれたお金のことを「ファーストキャッシュ」と言います。
ビジネスを始める上で、0円と1円は大きな差があります。
会社員、派遣社員、アルバイトなど、雇用契約でのお仕事をしていく上では、既に誰か作った「儲けの仕組み」の中で、決まった作業をすれば、自動的にお金が入ってきます。(=給料)
自分でビジネスを始めたら、世の中に新しい価値を生み出さない限り、1円たりとも稼ぐことができません。
ファーストキャッシュで稼ぐ1円と、毎月自動で入ってくる30万円のお給料とでは、その意味がまったく違うのです。
モニター販売を有償で行った方がいれば、それはもう立派なファーストキャッシュです。
自分のサービスを提供し、「ありがとう」と「対価」を頂いたこと、ぜひ実績として認めて、ご自身を誉めてあげてくださいね!
💡 わたしが副業から学んだ「お金を稼ぐ」ことの意味について、体験をまとめた記事があります。ぜひ、こちらも参考にしてみて下さい。
ファーストキャッシュを得るまでが一番キツイ
ファーストキャッシュを得られるまでのプロセスを、ブログを例に考えてみます。
一般的に、ブログで収益を上げるには、半年~1年を要すると言われています。
ブログで副業を始めるまでの準備
- 自分がどんな情報発信をするか決める
- レンタルサーバーの契約をする
- WordPressのテーマをインストールする
- WEBサイトの初期設定をする
- プロフィールを書く
- アフィリエイトのサイトに登録する
- お手本になるブログをリサーチする
- 実際に、ブログの記事を書き始める
これらの準備を経たあとに、会社員をしながら隙間時間で週に数本のブログを投稿します。
そして、半年から1年後に、ようやく初めてブログが収益化します。
ここまでくれば、もうお分かりですよね?
これは、物販でも、講師・コーチ業でも、どんなビジネスでもほとんど同じです。
最初のうちに、まったく売上の出ない準備期間を経て、ようやくファーストキャッシュが生まれます。
個人的には、副業を始めて2番目の難関が「ファーストキャッシュを得るまで、ビジネスを続けること」だと思います。
💡 副業初心者が一番最初にぶつかる難関は、何で稼ぐかを決めることです。最初の難関が気になる人には、こちらの記事がおすすめです。
オンライン事務代行の「ファーストキャッシュ」
わたしの場合、オンライン事務代行としてのファーストキャッシュはベタに「クラウドワークス」でした。
2021年03月にクラウドワークス経由でご依頼いただいたマニュアル作成のお仕事です。
このマニュアル制作の案件、約70頁のスライドを納品して、2万円程度の売上でした。
フリーランスになった今だったら、絶対にそんな金額ではお受けできませんが、当時は自分のサービスで報酬を頂いたことが、嬉しくてたまりませんでした…!
もともと本業が事務で、さらにいうと、マニュアル作成はわたしの得意分野です。
事務の中でも、特殊スキル系に分類されると思います。
わたしがこれまで体験とともにお伝えしてきたのは、「好きなこと起業」での挫折経験をもとにした「得意なこと起業」です。
オンライン事務代行の副業でファーストキャッシュを得るまでにかかった期間は、1~2か月程度でした。
本業の延長で副業をすること、すなわち「得意なこと」起業メリットは、ファーストキャッシュが早いことだと思っています。
副業の初期段階で「ファーストキャッシュ」を稼ぐ
副業を軌道に乗せる上で、わたしがお勧めする方法は、副業を始めた初期段階でファーストキャッシュを得ておくことです。
マーケティングやセールスの勉強をしたり、販売の準備をしているだけで結果が出ない期間が長いと、正直言って辛いと思います。
理由は、売上が上がらないと楽しくないですし、楽しくないと副業が続かず、挫折する原因にもなります。
また、お金を稼ぐことができないなら、趣味や習い事との区別もつかないと思います。
副業とはいえ、ビジネスであることには変わりありません。
副業の初期段階でファーストキャッシュを作り、自分自身が生産者であるという意識を持ちましょう。
副業では、消費者ではなく、生産者に回るマインドの切り替えが必要です。
副業初心者には「スキルシェア・アプリ」がお勧め
副業の初期段階で売上を作るには、スキルシェア・アプリをうまく使うと良いと思います。
ブログ以外の副業であれば、多くの場合は「スキルシェア・アプリ」を使うと、比較的簡単にサービスを販売することが出来ます。
集客用ブログやホームページを自前で立ち上げる必要がなく、スキルシェア・アプリ自体の知名度で一定水準まで集客をすることが可能です。
また、アプリ内に決済機能を有しているものがほとんどなので、お金を払ってもらえないリスク(信用)を考える必要がありません。
ここでは、『リスクゼロで小さく起業 会社を辞めずに「あと5万円! 」稼ぐ|新井一』でも紹介されている副業の類型ごとに具体的なスキルシェア・アプリをご紹介しておきます。
💡 どんなタイプの副業があるか知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
プロダクト系
手作りが好きで自分が作った商品をアプリで売買したい方は、ハンドメイド系のアプリがお勧めです。
スキル系
自分のスキルをサービスとして販売し、誰かの代わりにやってあげるタイプの副業には、スキルシェア・アプリがお勧めです。
クラウドワークス
ココナラ
ランサーズ
エニタイムズ
タイムチケット
ノウハウ系
ご自身が持っているスキルを誰かに教えるタイプの副業にも、スキルシェア・アプリがお勧めです。
スキル系とノウハウ系で、アプリケーションの棲み分けが違います。
※スキル系でご紹介した「タイムチケット」では、ノウハウ系(教える)のサービスを販売することもできます
スペース系
人を集めてイベントを主催したり、異業種交流や街コン等で人を繋ぐ場を提供するタイプの副業です。
※ノウハウ系でご紹介した「Peatix」では、スペース系(イベント)のサービスを販売することもできます
スキルシェア・アプリでも最初は「手売り」する
スキルシェア・アプリに登録すれば、すぐにサービスが売れるとは限りません。
モニター販売の記事でもお伝えしたとおり、副業初心者は誰もが「無名の新人」です。
「無名の新人」がやるべきことは、お客様の声(レビュー)を集めることでした。
もし、スキルシェア・アプリ内でサービスが思うように売れない場合は、
・アプリ内の最低価格で販売し、購入してもらう(モニター販売をアプリ内で再度行う)
・スキルシェア・アプリを経由して、家族や友達にサービスを購入してもらう
などの下積みを経て、「☆」を稼ぐことから始めましょう!
アプリ内でレビューがつき、信頼を集めることで、知らない人からサービスを買ってもらえるようになっていきます。
💡 「お客様の声」を集める大切さについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
副業初心者のファーストキャッシュ獲得(まとめ)
副業を始めとしたひとり起業やスモールビジネスを続けるためのコツは、初期段階で小さな実績を作り「ファーストキャッシュ」を獲得することです。
0から1を生み出す過程が最も負荷がかかります。
売上が上がらない期間が長いと、副業を挫折してしまうリスクがあがります。
初期段階でのファーストキャッシュが得られると、副業を続けるモチベーションにつながります。
副業の初期段階では、スキルシェア・アプリを活用し、評価やレビューを集めて実績を積むのがお勧めです。
販売手数料こそ取られますが、自分でゼロから集客したり、入出金の管理・督促の手間を省くことができます。
会社員をしながら、隙間時間で副業をしているのですから、サービス提供以外の業務にはできるだけ時間と手間をかけずに取り組んでいきたいですね。
💡 会社員時代にわたしがやっていた時間づくりの方法が知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。