わたしは、2021年から約1年半、会社員をしながらオンライン事務代行の副業をしてきました。
副業を始めて、周囲の人に自分のビジネスについて説明する機会が増えてくると、「名刺って必要?」という疑問が湧いてくると思います。
この記事では、副業初心者の方に向けて、名刺の必要性とWEB環境の重要性について解説していきます。
おすすめは、名刺よりもWEB上で自分のことを知ってもらう環境を整えることです。
特に、ホームページは今や名刺と同じかそれ以上にビジネスで信頼を得るために大事な役割を果たしています。
副業をはじめて、自分のサービスで売り上げが出るようになったら、ぜひWEBを整えることもやっていきましょう。
WEBを整えるのが先、名刺を作るのが後
副業時代、名刺はほとんど必要なかった
わたしの経験をお伝えすると、名刺を作りはしましたが、独立の直前に対面参加する異業種交流会に出向くために作りました。
会社員として副業をしていた期間のほとんどは、紙の名刺を持っていませんでした。
わたしが副業をしていた2021年~2022年の期間は、新型コロナウィルスの流行からリモート会議や在宅勤務が主流にだったという時代背景もありました。
対面での営業活動や交流そのものが制限されていた時期なので、名刺を作る必要性がほとんどありませんでした。
ただ、もしオンライン事務代行やオンライン秘書といった副業案件を対面で営業していきたいという希望がある場合は、初期の頃に名刺を作っておいた方が良いと思います。
なぜ、名刺よりもWEBが先なのか
これまで、会社員として名刺交換したり、営業を受けたときにもらった名刺を思い出してみてください。
99%の確率で、ホームページのURLが書いてありませんでしたか?
名刺に記載されているURLをアドレスバーに打ち込んで、自らホームページを見に行くことはしないと思いますが、名刺にホームページのURLが書いてあることは、ビジネスにおいて一定の「信頼」を示すのも事実です。
本当に用事があって、会社名をGoogle検索したときにホームページがヒットしないと、「本当にこの会社って存在するのかな?」って不安になりますよね。
名刺を作る前に、ホームページのURLがある状態が望ましいです。
ホームページに着手するタイミングは?
ホームページを作るタイミングでは、プロフィールやサービスなどを詳しく説明できる状態まで来ている必要があります。
副業で提供するサービスや、ご自分のビジネスのターゲットが固まらない中でホームページを作ってしまうと、ページを何度もつくりかえるリスクがあります。
ということは、ホームページを作るのにベストなタイミングは、モニター販売を終えて、スキルシェア・アプリでの実績がついてきたころなのです。
コンスタントに売上が上がるようになってからWEBを整える、くらいに考えておくと良いでしょう。
会社員の副業にも、WEBは必要か?
会社員時代、わたしはWEBをどう整えたか
実際に、わたしがどのタイミングでWEBを整え出したかを調べてみました。
副業をはじめた2021年の損益計算書を見返したところ、2021年05月にホームページ作成サービスのペライチの支払いが発生していました。
当時のわたしは、オンライン事務代行としてのファースト・キャッシュを確認したうえで、ホームページ(正確に言うとランディングページ)の準備に着手していたようです。
【参考】わたしがペライチを選んだ理由
わたしは、レンタルサーバーやWordPressを契約して、本格的にホームページを作るのはハードルが高いと感じていたので、手っ取り早くWEB上での体裁を整えるために、専門知識が不要なサービスを使って、ホームページを作るという選択肢を取りました。
ちなみに、手軽に使えるホームページ作成サービスには、ペライチの他にも、「Jimdo」や「Wix」も有名です。
ただ、「ペライチ」以外の2つはいずれも海外製品のため、日本で開発されている「ペライチ」が一番操作がしやすく、説明も充実していると感じたので、わたしは「ペライチ」を使うことに決めました。
どこまでWEBにこだわりたいか
わたしの場合は、副業を始めた当時に何を考えていたかというと、
「クラウドワークスやタイムチケットなどのプロフィールにURLを貼り付けたい」
というニーズを持って、WEBを整えることにしました。
WEBで集客しようと思っていたわけではなく、プラットフォームで案件を獲得するのが前提でした。
プラットフォーム上で、個人の信頼を上げるためにWEBを整備したかったのですね。
そもそも副業で、WEBにかける時間もお金もそんなに割けなかったので、取り急ぎペライチで作成して、独立する直前まで使っていました。
サービス提供の練習台として、自分のホームページを作る
WEBから集客しようとは考えていなかったのですが、本腰を入れてWEBを整備しようと思い立ったときがあります。
ありがたいことに、ペライチのLPからは時々お問い合わせをいただくことがあり、その中に、WEB制作のお仕事をされているフリーランスの方からのご依頼もありました。
当時のわたしにはスキル的に難しかったこともあり、お断りする方向でご依頼にお伝えしましたが、ホームページの更新くらいは、オンライン事務代行のサービスの一部として提供できたほうが良いというのは、その時に本気で思いました。
わたしは、これまでの職歴・経験から、専門スキルを尖らせて一点集中するタイプにはなれませんでした。
ただ、器用貧乏・マルチタスクを強みとして伸ばしていくなら、WordPressも使えた方が良いと思い、2022年06月にナカニシキョウさんのサービスに申し込み、自分のホームページを作成しました。
そして、ホームページができたできたとほぼ同じタイミングで独立しています。
ちなみに、ホームページが出来上がったタイミングで会社を辞めることになったのはただの偶然で、何の因果関係もありません。
自分が提供しているサービスとのバランスで決める
WEBにどこまで力を入れるのかは、ご自身のサービスにおいてWEBがどういう役割を果たすかによると考えています。
わたしの場合は、会社員時代に「オンライン事務代行」というサービスを副業ネタにしていた都合上、WordPressを使いこなせたほうが、お客様に提供できる仕事の幅が広がるというメリットがあります。
売上の出ない仕事を「自社タスク」と呼ぶことがありますが、わたしは常に「自社タスク」をサービス提供のための実験台として使っています。
そもそも、パソコン作業があまり得意ではない方や、外注化する経済的な余裕のある方、強力なホームページ制作のスキルを持っている知り合いがいる方などは、自分でやらずに思い切って人にお願いしてみるのもアリだと思います。
WEB集客より、リアルのほうが強い人もいる
わたしは、2021年にストアカで尾上友美さんのオンライン事務代行講座を受講したのがきっかけで、副業をはじめました。
例えば、尾上友美さんは、
- ご紹介での案件獲得が強みで、WEBよりもリアルで集客をしている人
- スキルシェア・アプリ「ストアカ」でアワードを受賞するくらい、突き抜けた実績がある人
WEB集客以外のところに強みがある人は、ゴリゴリにSEO対策を施したホームページは必要がないのです。
会社が実在することの印として、基本の5ページがあれば良いんだと思っています。
極端な話、ご紹介やリアルな営業が強くて、食うに困らない程に稼げているなら、ホームページやランディングページを持たずとも、ビジネスを展開していくことが可能だと思います。
会社員と並行して副業をする場合、どうしても「時間」という大きな制約があります。
ご自身のサービスとWEB集客のバランスを見極めて、限りある「時間」をうまく活用していきたいですね!