【副業初心者向け】会社にバレずに副業する

2018年1月に厚生労働省から「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が策定されました。
しかしながら、実態としては、まだまだ副業を禁止している企業も多いようです。

この記事は、副業禁止の会社に勤めているけれども、副業をしたいと思っている方に向けて、会社にバレないように副業するために抑えておくべき3つのポイントをご紹介します。

目次

企業はなぜ副業を禁止したがるのか

副業を禁止している企業の経営者は、いったいなぜ社員に副業を禁止したいと考えるのでしょうか。
副業が本業に与えるリスクには、以下のようなことが挙げられます。

  • 本業への集中がそがれること
  • 業務上の秘密が漏洩(ろうえい)する危険性
  • 労働者の健康管理

などを理由に、副業の禁止や制限をしています。

副業を始める時点で既に確認されているとは思いますが、今一度、ご自身の勤務先が、副業に対してどういうルールを敷いているのかを確認してみてください。

なお、公務員の場合は一部の例外的なケースを除き、国家公務員法や地方公務員法で「副業NG」とされているのでご注意ください。

会社に副業がバレるリスク3つ

厚生労働省が副業・兼業を推進していたとしても、勤務先が「副業NG」と言っている場合、「勤め先のルールに従っているように見えた方が良い」と個人的には思います。
ルール違反したら、シンプルに「居づらい」と思うので!
 
というわけで、ここからは、会社にバレずに副業するために、知っておくべき3つのリスクをご紹介します。

【副業がバレるリスク①】リアルでバレる

副業がバレるとき、情報の発信源は例外なく自分自身です。飲み会の席やランチ中の会話で、信頼している上司や仲良くしている同僚・後輩などに、副業のことを話してしまわないように気を付けましょう。

特に、お酒を飲んで気持ちが緩んでしまうと「内緒なんだけど実はわたし、副業していて…」などと、話してしまう可能性があります。

それから、対面(リアル)でサービス提供する場合には、副業している場面を運悪く職場の人が通りかかって、見つかってしまうリスクも考えられます。
社宅や寮に住んでいる方は、勤務先の周辺だけでなく、自宅周辺でのサービス提供にも配慮が必要です。

【副業がバレるリスク②】ネット上で身バレ・顔バレする

個人レベルで何かビジネスをしようとすると、SNSでの情報発信やホームページ集客はほぼ必須の時代です。

しかしながら、SNSでの情報発信、WEBからの集客、プラットフォームを経由してのお仕事の受注等を行う際には、いずれも身バレ・顔バレのリスクを伴います。

自分の実績やサービスのメリットを打ち出しつつも、自分の顔や名前がバレないようにするという、2つの軸をもって副業を進める必要があります。

【副業がバレるリスク③】住民税の金額からバレる

会社員の場合、住民税は特別徴収といって、会社の給与から天引きされるのが一般的です。

副業に関わる税金の話では、所得税や消費税が注目されがちですが、副業バレのリスクという意味では、住民税をマークする必要があります。

副業でコンスタントに売上があがるようになると、会社の給与と住民税の徴収額が連動しなくなり、住民税の金額から副業が会社にバレるというリスクがあります。

会社にバレずに副業するための対策3つ

【会社にバレずに副業するポイント①】絶対に職場の人に言わない

(対策)
・「内緒だけど」「△△だけにこっそりいうけど」は通用しないと心得て、絶対に会社の人に言わない
・そもそも、 職場の人と飲みに行く機会やご飯を食べに行く機会を減らす
・ プライベートの話になったら聞き役に徹する(自分のことを話さない)
・ 会社の近く、社員寮や社宅など、会社の人に会いそうな場所で副業をしない

コロナ禍で副業をしていたので、会社の人たちと飲みに行く機会がほぼありませんでした。お酒の席での対策は必要なかったのですが、ランチに誘われた時はもっぱらヨガの話をして、「藤根さんはヨガの人」という印象を周囲に与え、プライベートを詮索されないように気を付けていました。

また、わたしの場合は、「オンライン事務代行」が副業のサービスなので、登壇や対面でのサービス提供はなかったものの、会社近くのカフェで副業をするときには、会社の人と合わないお店を選んでいくようにしていました。

【会社にバレずに副業するポイント②】ネット上で公開する情報をコントロールする

(対策)
・ 実名ではなく、ビジネスネームを使って活動する
・ プロフィールに似顔絵やアイコンを使用する
・ SNSのアカウントをビジネス用とプライベート用に切り分けて管理をする
・ 会社の人とSNSで繋がらない
・ 副業マッチングアプリで、勤務先から検索されないように非公開設定する

わたしはビジネスネームは使わずに、屋号「ひらく」をプラットフォ-ムの表示名にしたり、SNSのアカウント名にしていました。前職の勤め先が全体的にITリテラシー低めの職場だったので、ネット上での身バレ・顔バレのリスクはほとんどないと見込んで、顔写真は公開していました。

名前を表示させるきは、PowerPointやCanvaなどで、自分のプロフィール画像内に名前を書き込み、Google検索で自分の名前がヒットしないようにしていました。(逆SEO対策)

【会社にバレずに副業するポイント③】住民税の普通徴収を選択する

(対策)
・ 確定申告の時に、住民税の「普通徴収」を選択する

詳しくは、こちらの記事をご参照ください💡
【参考】副業は住民税でバレる?会社にバレない方法と正しい確定申告方法を解説!
https://biz.moneyforward.com/tax_return/basic/55747/

会社員の副業で、どこまでリスクを取るか(まとめ)

この記事を読んでくださっている方は、副業禁止の会社に勤めながらも、叶えたい理想の暮らしがあるから副業にチャレンジしているのだと思います。

これは、個人的な考え方ですが、仮に会社の規則が「副業禁止」を謳っていても、それを受けて、どうするかはどうかは個人の判断だと思っています。

少なくとも、わたしは前の職場に居続けること(1社にしがみつくこと)も、一定のリスクを伴うと考えていたので、

「一定のリスクをとって副業をするのか」
「この会社に居続けるというリスクを取るのか」

その違いだけだと割り切って、副業というリスクを取りました。

会社にバレないように対策をすると、ビジネスに制限がかかる場合もあります。
 
物販なら出品者が顔出しする必要はありませんが、カウンセリングやコーチングのような対人支援であれば、サービス提供者の顔が見えた方がクライアントからの信頼が得やすいです。

副業をする上で、何もリスクを取らないというのは正直難しいと思います。
 
自分のサービスや職場環境など、総合的に考えて、
「無理のない範囲でリスクを取り、新しいことに挑戦する」
というスタンスが良いのかなと、わたしはそう思います!
 

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この記事を書いた人

事務歴14年。2021年からオンライン事務代行を副業でスタートし、2022年にフリーランスのオンライン事務代行として独立しました。

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