年収アップを目指す30代女性へ|資格か?転職か?迷ったときの考え方

このまま今の会社で働き続けて、将来ちゃんと生活できるんだろうか?

もっと年収を上げたいけれど、何をすればいいかわからない…

30代に入って、そんな不安や焦りを感じていませんか?

頑張り屋さんのあなたなら、まず「資格でも取ろうかな」「スキルアップしなきゃ」と思ったかもしれません。

確かに、自己投資は悪くありません。

でも、必ずしも“収入アップ”に直結するとは限らないのです。

実は、「どう稼ぐか」の発想を変えるだけで、年収アップの道筋は大きく変わります。

このブログ記事では、「資格を取る」か「転職する」か、それとも「副業」や「フリーランス」に挑戦するのか…

あなたが、年収アップのために何をすべきか、迷ったときに立ち返ってほしい視点をまとめています。

あなたにとってベストな選択肢を、少しだけ視野を広げて見つけてみましょう。

目次

「資格=年収アップ」と信じてきたあなたへ

30代になってから、「このままでいいのかな」「もっと成長しなきゃ」と思うことが増えた人は多いはずです。

そんなとき、つい目がいくのが資格取得やスキルアップ講座ではないでしょうか。

  • TOEIC
  • 日商簿記
  • ファイナンシャルプランナー
  • 心理カウンセラー

勉強すれば“何かが変わる”ような気がして、自己投資に踏み切る人は少なくありません。

もちろん、学ぶことは素晴らしいことです。

ですが、ここで立ち止まって考えてほしいのは、「その資格、本当に収入アップにつながりますか?」ということです。

資格取得には、時間とお金がかかります。

たとえば、社労士やキャリアコンサルタントなどの国家資格なら、スクーリング代だけで10万円以上の出費もザラです。

しかも、取得したからといってすぐに給料が上がるとは限らないのが現実です。

資格はあくまで「入口」であって、収入を増やすためには、それを活かせる仕事や職場に自分を置く必要があるのです。

スキルアップに走り続けて、気づいたらずっと支出だけが増えている…

そんな状態になっていませんか?

年収アップのためには、まずは努力の方向性を見直すことが必要です。

りか

資格取得が悪いと言っているわけではありません。
けれども、資格取得それが“目的”になってしまっては本末転倒です。

💡 資格取得をすれば、必ずしも収入アップにつながるとは限りません。わたしが副業経験から学んだ「資格だけでは収入アップに繋がらない現実」を詳しく解説した記事がありますので、良かったらこちらも参考にしてみてください。

30代女性が年収アップのために見直したい5つの視点

ここまでの内容を整理しながら、年収アップのために見直したい5つの視点をご紹介します。

いきなり副業や転職といった具体的な行動に出る前に、まずは、今のあなた自身の環境を俯瞰的に見てみましょう。

年収アップのために見直したい5つの視点

  • 今の業界・職種は「稼げる構造」か
  • 自分のスキルが高く評価される場はどこか
  • 本当に「収入につながる資格」かどうか
  • 「会社の外の世界」を見逃していないか
  • 自己投資だけでなく「環境投資」もする

年収アップの視点①|今の業界・職種は「稼げる構造」か

今の職種で何年働いても、この先、自分の年収は大きくは変わらないかもしれない…

どれだけ頑張っても、業界そのものが飽和状態になっていたり、利益率が低い業種だと、会社も社員に還元しづらいのが現実です。

たとえば、同じ事務職でも「製造業」と「ITベンチャー」では、年収の相場が大きく異なることもあります。

今の職種で何年働いても、この先、自分の年収は大きくは変わらないかもしれない…

もし、そんなふうに感じているなら、業界自体を見直すのもひとつの方法です。

年収アップの視点②|自分のスキルが高く評価される場はどこか

「今のスキルを最も高く買ってくれる場所」に自分を置くこと

評価されない職場にいては、どれだけ実力があっても年収アップにはつながりません。

大切なのは、「今のスキルを最も高く買ってくれる場所」に自分を置くことです。

たとえば、社内では普通と思われていた調整力や文章力が、別の職種では“強み”として武器になることもあります。

転職エージェントや副業サービスを活用して、他者評価の目を入れてみましょう。

これまでとは違う角度から、今のあなたの市場価値が見えてくるかもしれません。

年収アップの視点③|本当に「収入につながる資格」かどうか

本当に「収入につながる資格」かどうか

資格は取得することが目的ではなく、「どう活かすか」にかかっています。

特に30代以降は、未経験OKの資格よりも、経験と組み合わせて価値を生む資格を選ぶ視点が重要です。

✔ その資格は、今の職種・業界で評価される?
✔ 転職に有利?昇給につながる?
✔ 実務経験がないと活かせない?

これらを冷静に見極めて、「年収に直結する資格かどうか」を判断しましょう。

年収アップの視点④|「会社の外の世界」を見逃していないか

「会社の外の世界」を見逃していないか

副業やフリーランスは、収入源を増やすだけでなく、働き方の自由度や自分の成長の機会を広げる選択肢でもあります。

会社以外で収入を得る経験は、キャリアの視野をぐっと広げてくれます。

そして、「雇われる」以外の生き方に触れることで、収入の限界突破のきっかけにもなり得ます。

「会社の中で昇給を目指す」だけでなく、外の世界にも収入を上げるチャンスがあることを忘れないでください。

年収アップの視点⑤|自己投資だけでなく「環境投資」もする

自己投資だけでなく「環境投資」もする

これまでの日本社会では、「努力すれば報われる」という価値観が根強くありました。

ですが、現代の働き方では、個人レベルで「どんな努力を、どこでするかの選択」がとても重要です。

スキルや知識を磨くだけでなく、評価される場所・条件・人間関係の中に自分を置くことも大切です。

それが“環境投資”という考え方です。

(環境投資の具体例)

  • 年収が上がりやすい業界に移る
  • 働き方の自由度が高い会社に転職する
  • 副業を始めることで新たな出会いや経験を得る
りか

「どこで努力するか」は、「どんな努力をするか」と同じかそれ以上に大切です。

💡実は、人間関係を見直すことが「稼ぐ力」をつける近道になります。「環境投資」の重要性について、もっと詳しく知りたいと思った方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

資格取得以外で、年収を上げる選択肢3つ

資格を取るべき?それとも、転職すべき?

30代になると、年収アップのために“二択”で悩みがちです。

先ほどご紹介した「年収アップのための5つの視点」を踏まえて、年収を上げるための具体的な選択肢を3つご紹介します。

年収を上げる選択肢3つ

  • 攻めの選択肢としての「転職」
  • 副業という「プチ転職」のススメ
  • フリーランスとして独立する

年収を上げる選択肢①|攻めの選択肢としての「転職」

攻めの選択肢としての「転職」

「転職」と聞くと、不安やリスクのイメージが先に立ってしまう方も多いかもしれません。

ですが、年収アップを目指すなら、転職は非常に有効な“攻めの選択肢です。

転職で業界や職種を変えれば、一気に年収が100万円以上アップすることもあり得ます

とくに次のようなケースでは、転職によって収入アップを狙いやすい傾向があります。

収入アップしやすい転職(具体例)

  • 成長産業(IT、SaaS、医療、インフラ系など)へキャリアチェンジする場合
  • 評価制度が整っている企業に移る場合(例:外資系、実力主義のベンチャー)
  • これまでのスキルや経験を“高く評価してくれる”ポジションに就く場合

また、転職の大きなメリットは、今あるスキルを“すぐに”収入に変えられるです。

資格取得のように、時間をかけて準備しなくても、すでに培ってきたスキルや経験をそのままアピール材料にできます。

もちろん、すべての人が必ず年収アップできるとは限りません。

ですが、「今の職場では頭打ち」だと感じているなら、外に目を向ける価値は十分にあります。

りか

当たり前の話ですが、同じような仕事をするなら、より給与水準の高い業界・企業で働きたいですよね

年収を上げる選択肢②|副業という「プチ転職」のススメ

副業という「プチ転職」のススメ

会社員を続けながら、空いた時間に別の仕事をする「副業」という選択肢もあります。

最近では、企業の副業解禁が進み、会社員として働きながら、本業とは別に新しい収入源を持つ増やす人も増えています。

会社員の副業(例)

  • SNS運用やブログなど、得意なことを活かすライティング業
  • 事務経験を活かしたオンラインアシスタント
  • コミュニケーション力を活かしたコーチングや相談業
  • 専門知識を活かした講座の開催(ストアカ・Udemyなど)

これらの副業の良いところは、初期費用が少なく、小さく始められる点です。

「まずは月5万円稼ぐ」を目指すだけでも、家計にゆとりが生まれますし、やりがいを感じられる人も多いです。

また、いきなり転職するよりも、リスクが低いところもメリットです。

副業を始めることで、自分の市場価値や向き・不向きも見えてきます。

りか

会社の外の世界で「自分のスキルがどこで通用するのか」を知るには、とてもよい実験の場になります

年収を上げる選択肢③|フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立する

そして、3つめの選択肢が、フリーランスとして独立する道です。

「ハードルが高そう…」と感じるかもしれませんが、現在はクラウドソーシングやSNSを活用して、個人でも十分に仕事を獲得できる時代です。

フリーランスとしての働き方(例)

  • 会社員として培った実務経験やスキルを活かして独立(例:Webデザイン・経理代行)
  • 副業で培った事業が本業以上に育ち、独立にシフト
  • 子育てやライフスタイルに合わせて時間と場所を自由に選べる働き方へ

もちろん、フリーランスは「自分で稼がなければ収入ゼロ」というリスクもあります。

しかし、やり方次第では会社員以上の収入や自由な働き方が手に入るという可能性もあります。

りか

フリーランス(独立)はリスクを伴うので、いきなり会社を辞めるのはお勧めしないです

💡 あなたが、もしフリーランスを考えているなら、まずは副業から始めてみましょう。いきなり会社を辞めてはいけない理由は、こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【補足】選択肢はどれか1つに絞らなくても良い

転職・資格・副業・フリーランスといった選択肢を組み合わせる

ここで大切なのは、転職・資格・副業・フリーランスといった選択肢を、どれか一つに絞ろうとしないことです。

むしろ、以下のように“組み合わせて”戦略を立てることが、年収アップの近道になります。

年収アップの”組み合わせ”戦略(例)

  • 今の職場で働きながら、副業で収入源を増やす
  • 資格を使って副業で経験を積み、今の職場で未経験業務にチャレンジする
  • 副業で実績を作ってから、好条件の企業に転職する
  • 副業からフリーランスへと段階的に独立していく

「資格取得 or 転職」ではなく、もっと多角的に自分の未来を設計してみましょう。

そんな柔軟さを持つことが、これからの30代女性には求められているのかもしれません。

年収アップの「頑張り方」を間違えないようにしよう(まとめ)

年収アップの「頑張り方」

30代は、キャリアにもプライベートにも変化が多い時期です。

そんな中で、「そろそろ年収を上げたい」と思うのは、ごく自然なことです。

ですが、「とりあえず資格を取る」「何かスキルを身につけなきゃ」と闇雲に行動に移す前に、一度立ち止まって考えてみてください。

あなたの今の努力は、きちんと収入アップにつながる場所で発揮できていますか?

その資格、本当に評価される業界・職種で活かせますか?

年収アップを実現するには、「自己投資」だけでは不十分です。

大切なのは、どこで・どんな形で・誰に向けて努力を届けるかという「戦略」です。

今回ご紹介したように、資格・転職・副業・フリーランスなど、選択肢はたくさんあります。
「これが正解」というものはありませんが、今の場所で頑張り続けることだけが答えではないということは、知っておいてほしいのです。

「キャリアアップ=自己成長」ではなく、「年収アップ=戦略的な環境選び」。

この視点を持つことで、あなたの未来はもっと自由に、豊かに広がっていきます。

あなたが、自分に合ったフィールドで、正当に評価され、満足できる収入を得られることを願っています。

りか

迷ったときは、「わたし、今の頑張り方、間違っていないかな?」と自分に問いかけてみてください。

💡 当然ですが、年収アップのために「本業を頑張る」という選択肢もあります。まずは「本業で稼ぐ」という選択肢を突き詰めてみたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

LINE公式アカウントのお友だち追加して頂いた方に、今なら30分越えの有料セミナー動画

「事務副業ケーススタディ」をプレゼントしています

この機会に、ぜひ特典を受け取って、今後のキャリアの参考にしてみてください

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【「副業事務のはじめ方」の主宰/コーチ】事務歴16年。国家資格キャリアコンサルタント。2021年からオンライン事務代行を副業でスタートし、2022年にオンライン事務代行として独立しました。2024年からは、事務職女性の副業サポートやキャリア支援にも従事しています。

目次