お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!|副業・独立経験者の感想・レビュー

税理士・大河内 薫さん(以下、大河内先生)、漫画家・若林 杏樹さん(以下、あんじゅ先生)の著書「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」を読みました。

(以下、この記事では「フリーランス税本」と呼びます)

わたしは、会社員時代にフルタイム正社員で働きながら、オンライン事務代行として副業をしており、確定申告のためにこの本を買って基本的なことを勉強しました。

そして、フリーランスとして独立して、インボイス制度が始まり、改訂版が発売されたので、もう1冊買いなおしました。それくらいお勧めの本です。

開業や独立といったわたし自身の経験も踏まえながら、この本の感想・レビューをお伝えします。

こんな方にお勧め

  • 副業を始めたばかりで、これからはじめての確定申告を控えている方
  • 新米フリーランスの方
  • これからフリーランスになりたいと考えている方
  • 確定申告は経験済みだけど、次はもっと準備をして臨みたいと思っている方
  • 税金や社会保険のことについて知りたいと思っている方
りか

開業から4年経った今でも、お金に関して「辞書」を引くような感覚で、読み返しています。

目次

「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」の要約

税理士・大河内 薫さん、漫画家・若林 杏樹さんの著書『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』は、フリーランスとして働く上で避けて通れない税金の知識を、初心者でも理解しやすい形にまとめられた一冊です。

この本は漫画形式で、大学職員を辞めてフリーランスの漫画家になったあんじゅ先生の疑問に、大河内先生が教える(ツッコミを入れる)対話形式で進んでいきます。

えー!税金そんなにとられるの!?

ほんとにこれで合ってる!?

読み手がそう思ったタイミングで、あんじゅ先生も似たような反応してくれるので、安心して読み進めることができます。

本書では、まず税金や社会保険の仕組み、フリーランスと会社員の違いについて触れられています。

会社員の場合は、所得税や住民税が給与から天引きされ、社会保険も会社が一部負担してくれていますが、フリーランスはすべて自分で管理しなければなりません。

この違いを理解しないまま独立すると、思わぬ出費を招いたり、税金の未納などで損をする可能性があります。

次に、フリーランスが支払うべき税金について詳しく解説されます。

所得税や住民税に加え、売上が一定額を超えた場合に発生する消費税や事業税についても触れられており、税金の計算方法や納付のタイミングを知ることができます。

フリーランスにとって重要な経費の概念も丁寧に解説されています。

どのような支出を経費として計上できるのか、具体的に知ることが出来ます。

税金に関する知識がないまま独立してしまった方や、これからフリーランスを目指す方にとって、税金で損をしないための実践的な知識を学べる内容になっています。

「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」のおすすめなポイント

わたし自身が会社員時代に開業し初めて確定申告(青色申告)をした時の経験や、独立してからの感じたことも踏まえて、税理士・大河内 薫さん、漫画家・若林 杏樹さんの著書「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」のおすすめなポイントを3つご紹介します。

おすすめなポイント

  • フリーランスに必要な税金や社会保険の基礎が学べる
  • 大河内先生が自分の意見を書いてくれているのが信頼できる
  • 独立してからいずれは必要になるアドバンストな情報も網羅されている

フリーランスに必要な税金や社会保険の基礎が学べる

わたしが初めてこの本を読んだのは会社員の時で、開業届を出したばかりの頃でした。

税金や社会保険について、本当に何にもわかってない状態だったので、この本から一般的なことを学べたのが良かったと思います。

もともと、漫画家の若林杏樹さんが大学職員からフリーランスになった経緯を踏まえて、会社員とフリーランスの対比で解説をしてくれているのがわかりやすいと思ったポイントです。

労務や経理の仕事をしたことがない方にとっては、そもそも会社員の給与からどんなお金が天引きされているのかを知っておく必要があって、そういった前提知識も触れられているのがやさしいポイントだと思いました。

大河内先生が自分の意見を書いてくれているのが信頼できる

経費に関しては、管轄の税務署や税理士事務所によって見解が異なる場合もあり、ネットの情報でも何を信じたら良いかわからないことがあると思います。

そんな中でも、物議を醸し出すリスクを取ってでも、大河内先生が自分の意見をかなり踏み込んで書いてくださっているので、信頼できる情報だと思いました。

特に、P110~113の経費に関するコラムや、「経費迷うもの一覧表」が日々の記帳の際にも実用的で役に立つ内容だと思います。

独立してからいずれは必要になるアドバンストな情報も網羅されている

お金の基礎を踏まえつつ、法人化、インボイス制度、小規模企業共済等、幅広く触れられており、フリーランス3年目でも参考になる情報量です。

実際に、わたし自身は、会社員の時に初めてこの本を読んだ時には、まだ副業を始めたばかりで、売上を作ることに必死でした。

このため、節税や老後の年金のことまで頭が回らず、この本の後半で取り扱っている

  • 第6章「もっと知りたい!節税&お得なテクニック」
  • 第7章「実は得する?副業と確定申告」

などの内容は、実際にフリーランスになってから、必要な情報だと感じています。

例えば、確定申告が終わった後に「来年はもっと節税したい」と思ったら、一度、フリーランス税本を読み返すという使い方をしています。

節税に役立ちそうな制度で、まだ自分が活用できていないものを見つけたら、付箋やマーカーをして、本書でとりあえず概要を頭に入れておくのに丁度良い情報量だと思います。

「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」の気を付けた方が良いポイント

税理士・大河内 薫さん、漫画家・若林 杏樹さんの著書「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」の内容は、フリーランスの初心者に必要な情報が網羅的に書かれており、良書だと思いますが、読む際に気を付けた方が良いポイントがあるのでご紹介します。

気を付けた方が良いポイント

  • この本を頼りに一人で確定申告(青色申告)をするのは難しい
  • 人事や経理に精通している人には物足りないかも
  • 漫画だけど、しっかりと読まないといけないところが結構ある

この本を頼りに一人で確定申告(青色申告)をするのは難しい

副業初心者やフリーランス1年目の方は、この本を読むだけで、一人で確定申告を乗り切れるかというと、正直、厳しいと思います。

タイミング的に、確定申告の期限が迫ってから読むのは勧めません

おすすめの会計ソフトはコラムの中で触れていますが、具体的な帳簿の付け方などは会計ソフトにお任せと割り切っており、ほとんど解説がありません。

「お金に関する基礎的な知識を学ぶ」と割り切って読むスタンスが丁度良いと思います。

りか

初めての確定申告は、マネーフォワードの得意な税理士さんに1年分の記帳と決算報告書をレビューしてもらいました。

人事や経理に精通している人には物足りないかも

当たり前ですが、初心者向けの本なので、一定の知識がある人には物足りないと思います。

  • フィナンシャルプランナーの資格を持っている方
  • 既にクライアントワークを通じて経理や人事などのバックオフィス業務に精通している方

など、普段から税金や社会保険のことを取り扱っている人にとっては、この本の内容は易しすぎると思います。

漫画だけど、しっかりと読まないといけないところが結構ある

参考書のような文字と表ばかりの本だと頭に入ってこないという人に向けて、心理的なハードルを下げるために漫画で説明されています。

ただ、解説している中身を理解するハードルが低いかというと、人によっては、難しいと感じる人もいると思います。

実際に読み進めてもらうとわかると思いますが、

  • 漫画の本文中に挿入されている図表や計算式
  • コラム書かれている制度の説明

など、しっかり説明を読まないと頭に入ってこない箇所が多々あると思いました。

りか

あんじゅ先生の「ギャグ漫画」のテイストは、好き嫌いが分かれるかなと思います

「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」感想・レビュー(まとめ)

税理士・大河内 薫さん、漫画家・若林 杏樹さんの著書「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」は、フリーランスの初心者に向けに税金や社会保険のことをわかりやすく解説している本です。

この本の具体的な内容としては、

  • フリーランスと会社員の違い
  • フリーランスの税金・社会保険
  • 経費の扱い方と確定申告
  • 節税のテクニック(お得な制度)
  • インボイス制度や法人化等のアドバンスな情報

など、フリーランスがお金のことでつまづきそうなポイントを網羅的に解説しています。

会社員からフリーランスに転身することを前提として、会社員とフリーランスの違いを比較しながら、説明してくれています。

このため、税金や社会保険に関して知識がなく、自分の給与明細の見方がわからない人でも、安心して読み進めることが出来るようになっています。

一方で、小規模企業共済、iDeco、法人化など、確定申告を終えた先にある節税やお得な制度に関しても解説されています。

総じて、この本はどんな職種でもあっても、共通してフリーランスに必要な税金や社会保険に関する情報が学べる良書だと思います。

りか

新米フリーランスはもちろんのこと、独立を目指している方、会社員をしながら副業をしている方にも参考になる一冊だと思います。

💡 確定申告や開業届といった基本的な情報をサクッと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

💡 フリーランス税本でお勧めされている会計ソフト「マネーフォワード確定申告」の使い勝手が気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

【「副業事務のはじめ方」の主宰/コーチ】事務歴16年。国家資格キャリアコンサルタント。2021年からオンライン事務代行を副業でスタートし、2022年にオンライン事務代行として独立しました。2024年からは、事務職女性の副業サポートやキャリア支援にも従事しています。

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