働きたくないのはおかしい?30代女性が感じる「働くことへの違和感」

もう働きたくないな…

でも、働かないと社会から取り残される気がする…

そんなふうに感じたことはありませんか?

特に30代の女性は、仕事に慣れ、成果も出しつつある一方で、結婚・出産・介護など、人生の選択肢が一気に広がる時期です。

そんな中、「働くのがしんどい」「本音ではもう働きたくない」と感じるのは自然なことです。

とはいえ、周囲が当たり前のように働き続けている姿を見て、自分だけがそう感じているのでは?と不安になる人も少なくありません。

この記事では、そうした違和感の正体をやさしく紐解き、「自分の価値観に正直に生きるためのヒント」をお届けします。


目次

「働きたい30代女性」が増えている背景とその違和感

近年、SNSやキャリア支援の情報を通じて、女性の活躍や社会進出が期待される場面がより一層増えました。

そんな中でも、30代女性の多くが、

自分ももっと働いて自己実現したい

子育てしながらでも、キャリアを諦めたくない

と前向きに努力しています。

でも、実はその「働きたい」という気持ちの奥に、

本当は働きたくないのに、そう思わないといけない気がする

という違和感を抱えている人も、一定いるのではないでしょうか。

つまり、

「自分は仕事を通して価値を証明しなければいけない」という焦り

「何もしていないと周囲から遅れてしまう」という不安

これらの焦りや不安が“働きたい”という言葉にすり替わっていることもあるのです。

「働きたくない」と思うのは怠け?それとも自然な感情?

働きたくないと思うのは怠け?

働きたくないなんて、わたしはダメな人間なのかもしれない…

そんなふうに自分を責めた経験はありませんか?

でもその気持ち、実はとても自然なものです。

仕事とは本来、心身に一定の負荷がかかるものです。

誰だって疲れるし、やりたくないと思う日もあります。

特に30代は、心も体もバランスを取りにくくなる年代です。

責任が重くなる一方で、ライフイベントも重なり、働き続けることに疑問や疲れを感じやすい時期でもあります。

それなのに、

仕事が嫌だと思うなんておかしい

ここで辞めたら、逃げだ

と思い込んでしまい、自分を追い詰めてしまう人が少なくありません。

でも、働きたくない=甘え、とは限らないのです。

むしろ

疲れているから休みたい

今の働き方は合っていない

という、自分の内側の声に耳を傾けることこそ大切です。

「働きたい」は本当に自分の価値観?無意識に影響される社会の声

無意識に影響される社会の声

もっと活躍しよう

女性もガッツリ稼ごう

社会に貢献しよう

これらのメッセージは一見前向きに思えますが、裏を返せば「何かしていないと価値がない」というプレッシャーを与えているとも言えます。

実際に、「自分に価値をつけたい」「誰かに必要とされたい」と感じることは、ごく自然な感情です。

ただ、その動機が「褒められたいから」「役に立っていたいから」ばかりだと、自分の本当の気持ちが見えなくなってしまうことも。

働くことは人生の選択肢のひとつであって、それ自体が目的ではありません。

それなのに、無意識のうちに「働いていない自分には意味がない」と思ってしまうのは、社会から植え付けられた価値観の影響かもしれません。

「働くこと=価値のある人間」という思い込みから自由になる

子育てや家事、介護など、直接お金に換算されにくい活動

「働いて成果を出す人=価値のある人」という思い込みは、現代社会に根強くあります。

でも、価値ある人間とは、必ずしも“役に立つ人”ではありません。

ただ「自分らしく生きていること」自体が、すでに価値のあることなのです。

たとえば、子育てや家事、介護など、直接お金に換算されにくい活動も、間違いなく社会を支える重要な役割です。

それでも、収入がないことで「自分には価値がない」と感じてしまう女性は少なくありません。

だからこそ、30代の今、「働くこと=価値」という考えから、少し距離をとってみませんか?

働いているかどうかではなく、

わたしは、これからどう在りたいのか

わたしは、この先、どんな日々を送りたいか…?

を軸に、あなた自身がどうありたいのかを問い直しみましょう、

りか

立ち止まって、自分自身の「5年後の姿」を想像してみましょう

30代の女性が働き方を選ぶために必要な視点

30代は、これからの人生をどう生きたいかを考えるちょうどよい時期です。

仕事中心で突っ走ってきた人も、一度立ち止まって、「このままの働き方でいいのかな?」と感じるのではないでしょうか。

働きたくないと思うのは、怠けでも甘えでもなく、「何かを変えたい」という心のサインかもしれません。

そのサインを見逃さず、次のような問いかけをしてみてください。

自分への問いかけ

  • わたしは何のために働いている?
  • 本当にこの仕事をずっと続けたいと思っている?
  • 生活と仕事、どちらに重きを置きたい?

自分への問いかけ①|わたしは何のために働いているの?

わたしは、何のために働いているの?

何のために働いているのか、という問いに対して、よくある答えは…

  • 生活のため
  • 自分の夢のため
  • 家族を支えるため

などがあります。

こうした理由はどれも正解ですが、他人の価値観に引っ張られていないか、自分に問い直してみましょう。

例えば…

安定した会社にいることが正しい

稼いでいないと恥ずかしい

と思っているなら、それは本当に自分が望んでいることなのか?

わたしは、どんな人生を送りたいのか?

という視点に立って考えることが、自分らしい選択の第一歩になります。

自分への問いかけ②| 本当にこの仕事をずっと続けたいと思っている?

本当にこの仕事をずっと続けたいと思っている?

慣れてるから

辞めるのが怖いから

そんな理由で続けている仕事に、違和感を覚えたことはありませんか?

30代は、転職や働き方の見直しができる貴重なタイミングです。

今の仕事が、10年後、20年後の自分にとっても誇れるものかどうか、一度想像してみてください。

わたしは、本当にこの仕事をずっと続けたいと思っているの?

もし少しでも「違うかも」と感じたら、小さくても一歩踏み出すことが大切です。

「仕事が第一」と思っていた20代から一転し、「もっと生活にゆとりが欲しい」と感じるようになるのが30代です。

それは何も悪いことではなく、自然な心の変化です。

自分への問いかけ③| 生活と仕事、どちらに重きを置きたい?

生活と仕事、どちらに重きを置きたい?

生活と仕事、どちらが大切かは人によって違いますし、同じ人でもライフステージによって変わっていきます。

本当はもっと自分の時間が欲しい

家族との時間を大切にしたい

と思っているのなら、それに合った働き方を選ぶのがベストです。

大切なのは、「どう見られるか」ではなく「どう生きたいか」です。

その視点を持つだけで、選択の幅は広がります。

「違和感」を大切にすることが、自分らしさの始まり(まとめ)

「働きたくない」と感じたとき、

わたしってダメな人間なのかな…

と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

でも、それは自分の心からの声であり、大切なメッセージです。

社会の価値観や周囲の目に流されず、あなた自身にとって心地よい働き方や生き方を見つけましょう。

それが、30代女性にとっての「本当のキャリア形成」ではないでしょうか。

まずは、あなたが今感じている違和感を見過ごさずに…

わたしの本音はどう感じているの…?

と、自分の心に優しく問いかけてみましょう。

焦らなくても大丈夫です。

あなたのペースで、自分らしい人生を築いていけばいいのです。

りか

他人と比べる必要もありません。自分軸を大切にしましょう。

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この記事を書いた人

【「副業事務のはじめ方」の主宰/コーチ】事務歴16年。国家資格キャリアコンサルタント。2021年からオンライン事務代行を副業でスタートし、2022年にオンライン事務代行として独立しました。2024年からは、事務職女性の副業サポートやキャリア支援にも従事しています。

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